NTERVIEW 2004.11.28 - top menu -

－INTERVIEW 2004.11.28－

「……21世紀には本当の意味でアジアから世界の人に聞いてもらえるような音楽が登場するか？」

「……アメリカの黒人のパワーがあそこまでダウンしたということは、やっぱり新しい文化の変遷期なんだろうね」

「……ベトナム戦争あり、ヒッピーカルチャーが登場し、世界中の学生運動が起こり、ね。あのときに、世界の音楽は一番盛り上がったんだ」

「……オレたちが音楽を作ってるのも戦争と一緒なんだよ。一般社会の常識を狙い撃ちするのがオレたちの仕事で、一般社会の常識のレベルでは音楽なんて新しいものは生まれないんだ」

「……978年にＮＹで兄弟のようにワイワイやってたビルやジョンちゃんと再会して、もう一回やろうっていうのはいいことだと思う」

6... [ PikaDon ]

「……オレは、日本人は自分たちのことを海外の、と言うか地球の連中に伝えるための伝え方がものすごく下手くそやと思うんだよ。でも、これは伝える役割があるんだよ」

「……日本の金であれをまとめて、本当の意味で日本発であれを出したい、っていう欲望があった」

「……弱いものから出てきた一番のエッセンスは唯一音楽なんだよ」

「……金がない事が怖いんだよ。恐怖心になってる。それで人間を動かそうとしてるのは、ファシズムだよ」

「……ドラムの山木秀夫を真ん中にしてDJ高田とDJ Yama、この三人でビートを作ろうかなっていうのが、だいぶハッキリしてきた」

「……とにかく自発的にミュージシャン同士が何か集まってやろうぜ、っていうのがなくなった。これで新しい音楽というか、音楽のエネルギーが生まれるはずがないよ」

「……東京発信は上等な考えだ、でも自分たちのネタがなかったらどうやって発信するんだ？」

「……故郷の歌をやるんだったら、宇宙こそが自分の故郷なんだから、宇宙の歌がいいのかなあというのが今の考えだよ」

「……ミュージシャンの役割はカナリヤみたいなものかとすると、人間社会に毒ガスが流れたら、オレたちはピーチク、パーチク鳴かないといけない（笑）」

「……吸うことに意識するんじゃなくて、吐くことに意識する。そうすると、吸うのは無意識に自然に入ってくる。これが大事なんだ」

「……21世紀は『もう一度無意識を解放させる時代』なんだ」

「……本当に大事なことは、若いある時期に友達を作り、その友達と一生何かをやる。一生やる。これが、人間として一番力のあることだよ」