-Interview with Toshinori Kondo (2003.5.3)-
... Background of U.S.A. ...
六本木に、「六本木ヒルズ」というとてつもないビルが新たにできましたが、近藤等則が考える東京の都市計画、というのは何かありますか? 近藤さんだったら東京をどうしたいですか?
Kondo:え、オレが都市を造ったら? 東京で?
東京は今ムチャクチャじゃないですか。今度、六本木の防衛庁跡に日本一高いビルが建つらしいですし……
Kondo:まあ、防衛庁跡の話はもうオレはすでにどこかに書いてると思うよ。六本木の防衛庁跡地に核戦争用の地下壕があって、そこを買って「ザ・マンホール」っていう超電導ディスコを作ったっていう。読んだことない?
どこかに書いてましたね(笑)。
Kondo:その逆だね。それを無視して上に作る。
今、こんなに経済がダウンしてるのに作る計画だけいっぱいあるんですよね。
Kondo:それはだから、全部アメリカの金だよ。あいつらが全部土地買い占めて、国際資本がのしかかってきてるんだ。それは、ワン・ワールド・ワン・ガバメントっていう発想でずっとやってきてることでね。
突然また話は飛ぶけど、ヨーロッパでずっと思想活動をしてたローゼンクロイツ、フリーメイソンの連中が、やっとこさフリーメイソンの思想に基づいた国家を建設できたのがアメリカ合衆国だからね。ジョージ・ワシントンがアメリカ合衆国の建国宣言をしたときの、思想的背景はキリスト教じゃなくてフリーメイソンだから。だからこそ1ドル紙幣の裏側にはピラミッドと一つ目があるんだ。
ヨーロッパの中にフリーメイソンの国を彼らは作りたかったんだけど、それはできなかった。それをやっとアメリカで実現したんだよ。だからアメリカは建国して200年の国だけど、アメリカ合衆国の思想的背景は、もっともっと昔にさかのぼるから、そういう意味では根は深いから、あの国はたった200年で世界を制覇できた。ただ建国して200年の国が世界制覇なんかできるはずがないよ。
ヨーロッパで思想的なことを延々とやり、行動もして、でもヨーロッパでできなかったことをアメリカでやったんだ。これは凄まじい戦いだよ。ブッシュっていうのはひとりの個人としてはたいした魅力もない、若い頃はアル中で今は聖書にのめり込んでるだけの男かもしれないけど、あの男を支えてる思想的背景はたいしたもんやで。本当にたいしたもんだ。侮っちゃいけない。凄まじい思想的背景があって、なおかつ、アイツらは血を流してる。頭だけじゃない、行動して、負けて、血を流して、その上でのアメリカ建国だから。
まあそれは、日本が建国した大和朝廷ができた頃も近いことがあったのかもしれないけど、それはもう1500年前の忘却の彼方に丸め込まれてて、潜在意識のレベルでしかオレたちには組み入れられてないけど、アイツらはまだ顕在意識の中にそれがはっきり残ってるんだから、使命感として。あれだけ使命感持ってる奴らの行動パターンは凄いよ。オレたち日本人の、誰が使命感を持って行動してる?
でもあのブッシュのオヤジさえも、使命感を持ってるもの。間違った使命感にしても、使命感を持ってる奴らは凄いよ。間違いない。世界を間違いなく、フリーメイソン的な思想のもとに一つにしようとする動きは確実にある。
そこで、現実的な力関係の動きとしては、単純に世界基軸通貨をユーロが獲得したいってところでの、今の戦いだよ。今の今までは、ドルが世界の基軸通貨だったよね。昔はポンドだったけど。それで、この50何年間かずっとドルが基軸通貨だったわけだけど、去年ユーロを作った連中はユーロを基軸通貨にしたいと思ってる。それで、アイツらは何十年計画を立ててるか知らんけど、ドルとユーロの綱引きが始まってる。そのためのスケープゴートのようにイラクもやられ、日本は経済的にやられ、中国は今SARSにやられ……とまで言ったらオカルトになるから言わないけど(笑)。